株式会社エンティス、誰でもインターネット放送局を開局できる
P2P型ライブ映像配信サービス「SayaTV」β1を公開

パソコン1台とブロードバンド回線のみで大規模な同時視聴を実現
P2Pライブに対応したSTBも同時開発
最新のデジタルAVコンテンツ配信ソリューションとコンポーネントを提供する(本社:東京都中央区・代表取締役社長:花田友章、URL:http://www.entis.co.jp/)は、米国Syabas社と共同協同でパソコン1台とブロードバンド回線のみだけで誰でもインターネット放送局を無料で開局し、オリジナルの番組やライブ映像を世界中に配信できるサービス「SayaTV(サヤティービー)」β1日本語版(URL:http://jp.sayatv.com/)を本日より公開することを発表いたします。
また、合わせてパソコンを使わずに「SayaTV」を受信・再生でき、P2Pネットワークに参加可能なSTB(セットトップボックス)の開発が完了したことも発表いたします。
SatyaTVの特長

「SayaTV」は、Syabas社が開発したP2Pをベースにしたメッシュネットワーク技術により、どんなに視聴者が増えても配信しているパソコンと回線に負荷がかからずに、多くの人にオリジナルのコンテンツを放送することができます。サービスを開始するためには、無料の会員登録によるアカウント取得と配信用ソフトウェア(ブロードキャスター)のパソコンへのインストール、そして、オリジナルの動画コンテンツやウェブカムなどの映像を指定するだけで簡単にインターネット放送局を開局することができます。また、番組は、「SayaTV」ポータルサイトにてカテゴリ別に紹介、検索対象として掲載されるほかに、自らのホームページやブログに貼り付けることもできます。

SayaTVは、同時接続の視聴者が増えてもサーバーや回線等の増強が不要なだけでなく、P2Pにより相互に通信しあうため、接続数が増えたほうがより安定する特性を持っています。従来、各地に設定されているライブカメラなどでは、アクセスが配信元に集中すると映像が途切れるなど、多くの同時視聴には向いていませんでしたが、SayaTVを利用することにより、なめらかでより良い画質のライブ映像を無料で配信することができます。また、既存のライブストリーミング映像やネットワークカメラ映像をSayaTVで再配信することにより、既存システムとの併用も可能となります。個人や企業のライブ配信だけでなく、これまで大規模な配信システムとインフラ回線を必要としたイベントなどのライブ配信も最小限の環境で実施することができますので、アーティストはもちろん、音楽、スポーツ、演劇、祭礼など各種イベント主催者の活用を見込んでいます。

SatyaTVの視聴について

「SayaTV」で配信されている各インターネット放送局の番組は、ブラウザ(Internet Explorer)で無料にて視聴することが可能であり、Windows Vista環境ではサイドバーに設置できる視聴専用のガジェットも用意しています。配信や視聴に際しては、通常、ルータなどの難しい設定は必要なく、ほとんどの方が自動設定で利用できます。また、無料の会員登録をすることにより、番組にコメントを付けたり、チャットで番組の話題を話し合ったり、気に入った番組をお気に入りに入れたり、友人に紹介したりすることができます。

また「SayaTV」は本日現在、試験運用を兼ねたβ1サービスと位置づけており、ポータルページのデザイン、ユーザーインターフェイスなどを大幅に改善し、2007年11月にはβ2としてリニューアル公開予定としています。

SayaTVが利用できるSTBの開発
さらに、エンティスでは「SayaTV」を受信・再生できるSTB(セットトップボックス)を開発しました。これは、視聴にパソコンを使わず、さらに STB自身で相互に受信と他のSTBへの再配信を行う、P2Pネットワークの構築を可能としています。TVと接続することにより、簡単な操作でインターネット放送を視聴できますので、衛星などのインフラを利用しなくても遠距離の多拠点にライブ配信ができる「私設放送システム」を低コストで実現できます。本STBはHDDなど記憶デバイスを搭載することにより、蓄積型配信にも対応し、デジタルサイネージや企業向け、個人向け配信などハイビジョンクラスの映像配信サービスまで様々な用途に利用が可能です。
CEATEC JAPAN 2007にて展示デモンストレーション
株式会社エンティスは10月2日から6日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される、国内最大級の最先端IT・エレクトロ二クス総合展「CEATEC JAPAN 2007」に出展いたします(ブースNo.1A23)。同展示会において、本日発表の「SayaTV β1」と現在開発中のパソコンを使わずに「SayaTV」を受信・再生できる」STBを含めた展示デモンストレーションを行います。
「SayaTV」 β1利用について


配信用ソフトウェア(ブロードキャスター)の機能
配信可能なソース ウェブカムなどのキャプチャーデバイス(DirectShowに対応していること)
MMSサーバなどのストリームデータ
パソコン内に保存したローカルファイル
配信可能なファイル形式 WMV9(ビットレート、サイズはファイルに依存)
JPEG(同フォルダ内のファイルをスライドショー形式で配信可能
プレイリスト機能 再生するメディアファイルの再生順を設定できる機能
プレビュー機能 配信開始前に映像を確認できる機能
配信ポート 7500(変更可能)
通信プロトコル TCP/UDP
ルータ設定 UPnPによる自動ポートフォワーディング
STUNT(Simple Traversal of UDP Through NATs and TCP too)プロトコルによる自動ポートフォ
ワーディング

*画像の大きさ、ビットレートは配信するパソコンの性能とアップロードの回線速度に制限されます
*Symmetric NAT方式のルータでは配信できない場合があります


SayaTVポータルサイトの機能
(ブロードキャスト側)
フォトフレーム機能 配信コンテンツの画面内に枠を付けることができる機能
チャンネルアイコン設定機能 自分の放送局のアイコンを好きな画像で設定できる機能
タグ設定機能 コンテンツに関連するキーワードをタグとして入力できる機能
掲示板機能 自分の放送局からのお知らせを入力できる機能
(ビューワー側)
チャンネル検索機能 説明、タグ、カテゴリによって希望のチャンネルを検索する機能
チャンネル埋め込み機能 気に入ったチャンネルの映像を自分のホームページやブログに貼り付けられる機能
ガジェット機能 Windows Vistaのサイドバーに気に入ったチャンネルの映像をガジェットとして設置できる機能
(登録会員向け機能)
お気に入り機能 気に入ったチャンネルをお気に入りに登録できる機能
チャット機能 気に入ったチャンネルについてチャットで感想などを交換できる機能
友達と共有機能 気に入ったチャンネルについて友達のメールアドレス宛にチャンネル情報を知らせることができる機能
メール通知サービス 予め設定したカテゴリに登録されたチャンネルの配信情報などをメールで受け取れる機能


配信用ソフトウェア(ブロードキャスター)の仕様
対応OS:Windows 2000/XP/Vista
CPU:
メモリ:128MB以上(512MB以上を推奨)
ハードディスク:空き容量1GB以上
インターネット接続環境:ブロードバンドを推奨
配信対応形式:DirectShow対応キャプチャーデバイス(ウェブカム、MiniDVなど)、WMV9ファイル


視聴用ActiveXコントロール(ビューワー)の仕様
対応OS:Windows 2000/XP/Vista
対応ブラウザ:Internet Explorer6以上



SayaTVβ1チャンネル画面




SayaTV配信方式イメージ比較図 左-SayaTV(P2P) 右-既存動画共有サイト・ライブカメラ配信


今後の展開
「SayaTV」は手軽なインターネット放送サービスとして、利用しやすいサイトを目指しての改善、高画質化を図っていきます。また、エンティスの進めるデジタルコンテンツ配信ソリューションの一環として、既存会員向けにサービスを展開したい事業者へのASP展開や蓄積型のSTB間でコンテンツの送受信を行うVOD型P2P配信ソリューションの開発も進めており、P2P技術を活用した様々なソリューションを提供していきます。

*本文書で述べられた製品および社名はそれぞれの所有者の商標または登録商標です。